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Unicode6.0の絵文字に特化したWebフォント「EmojiSymbols Font」を公開

Unicode6.0絵文字に特化したWebフォント「EmojiSymbols Font」を公開しました

Unicode6.0の絵文字って何?

知らない人のために、はじめにUnicodeについて書く必要があると思いましたので簡単に説明します。

Unicode(ユニコード)とは、世界中のコンピュータ上の文字列を統一した方法で符号化・表現された規格です。

そのUnicodeに日本の携帯電話で使われていた絵文字を入れようという事になり、GoogleやAppleなどが提案し、「Unicodeコンソーシアム」と呼ばれる文字コードを決める会議で数年かけて制定された「文字」です。

ここで話す「Unicode6.0の絵文字(以下、絵文字)」は、Unicodeバージョン6から導入されました。

携帯やパソコンで絵文字が利用できるようになってきた

制定から約2年が経過し、iOS・Android・Macでも絵文字が実装されはじめています。そしてWindows8でも絵文字が実装される予定です。

ということは、近い将来WordやExcel文書に絵文字が使われるケースが出てくるという事です。こわいですねぇw

いやでも絵文字は、やってくる

絵文字が制定された当時(2010/10)のはてなブックマークコメントを見ると、技術的側面から見た非常にまっとうな意見がコメントされています。

でも私は、一度制定されれば絵文字は嫌でも利用・浸透し、Web制作者はそれらの対応にせまられる時が必ずくると思っています。

それを見据え「絵文字フォントがないとやばいぞ」と感じていました。

最低限絵文字を表示できる環境

絵文字の醍醐味は「カラー化」だと思います。画像で絵文字を表示するためのプログラムは世の中にたくさんありますし、絵さえあればカラー化にだって対応できます。

ただ私的には「文字」を表示したいだけなのにプログラムはおおげさだと思っています。だからモノクロで入力も少し面倒ですが、絵文字をホームページで表示できる環境が欲しかったという事もあります。

上記のような理由から絵文字を作成しようと思いました。

フォント作り

絵柄=書体なので、800近い文字で統一しやすい、自分にとって一番描きやすい絵柄にしました。その結果、かわいい系を選択しています。

Illustratorで絵文字を作成し、「Glyphs Pro」でフォント化、「WOFFコンバータ」で変換しています。

絵文字は日本人のものだけではないので、英語を主にして紹介ページも作成しました。絵文字は世界中で使えますからね。

フォント制作は約半年かかりました。正直しんどかったですw

技術的側面

絵文字フォントの制作に関する情報がほとんどないため、手探りで作成しています。一部出せない文字(国旗・キーボード絵文字)があり、相当苦労しました。

フォント作成のための事前知識については、以下のサイトを非常に参考させていただいております。

Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ

最後に

絵の描けるイラストレーターさんは、ぜひ絵文字フォントを作成してみることをおすすめします。自分の描いた絵が文字として表示されるのは、普段仕事で描く絵とは違う感動がありますよ。

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